印刷用語集

印刷に関する用語をまとめました。

有機顔料(ゆうきがんりょう)

有機顔料とは、有機化合物を成分とする顔料のことを指します。色素自体が不溶性なトナー顔料と呼ばれる色素と、水溶性色素を何らかの方法で不溶性に化学変化させたレーキ顔料の2つに分けられます。レーキ顔料は不溶性にするために水溶性の染料にマンガンやアルミニウム等の水溶性金属塩やアルカリ土類を用いています。このときの化学変化における一連の作業をレーキ化と呼びます。トナー顔料は一般に水に溶けない化学反応物質を用いています。 化学構造の面ですと、アゾ系顔料や多環顔料に分けられます。アゾ系顔料は低コストで生産出来ますが、多環顔料のほうがより耐久性に優れています。但しアゾ系顔料も耐久性を高くする工夫がなされるようになりました。 印刷インキの大部分が有機顔料を使用していて、特徴としては彩度が高く鮮明で、耐熱性に優れています。反面耐光性に難があり、直射日光に長時間さらされると色が褪せてしまいます。ですので、ポスターとして使われる有機顔料は耐光性に優れたものが使われています。