印刷用語集

印刷に関する用語をまとめました。

無処理版

環境負荷の低減は印刷の現場でも重要です。 印刷工程では現像やガム引きなど刷版に関わる作業の中でも様々な薬品を使うことが多く、作業員の健康問題と併せて廃液処理の問題の解決は大きな課題の一つです。 そんな廃液処理の問題解決とコストダウン、工期短縮を可能にしたのが無処理版です。 無処理版は言わば、現像が不要なCTP刷版です。 従来は刷版の露光の後、現像や水洗処理などが必要でしたが、この工程が一切必要としないのが無処理版です。 露光の後の現像処理用の現像液の代わりに使用されているのが水で、印刷現場では湿し水と呼ばれ、この工程を水を使うことから水現像とも呼ばれています。 刷版の露光が完了すれば、印刷機に掛けることができるためその間の工程が省略でき、工期も短縮化できます。 現像液が強いアルカリ性の化学薬品で、その保管や処理には専用の施設や場所を確保する必要もありましたが、化学薬品を使わない無処理版はこの点でも大きな負担減につながります。 環境問題とコスト問題、また社員の健康問題と無処理版の登場は印刷会社の課題解決に前進をもたらしています。